ケリー前代表取締役の保釈決定 保証金7千万円を納付
日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)が有価証券報告書に役員報酬を過少記載したとされる事件で、東京地裁は25日、前会長とともに逮捕された側近の前代表取締役グレッグ・ケリー被告(62)=金融商品取引法違反の罪で起訴=について、保釈を認める決定を出した。保釈保証金は7千万円で、即日納付された。検察側は決定を不服として準抗告したが、地裁は退けた。
ケリー前代表取締役はゴーン前会長と共謀し、2010~17年度の8年間の前会長の役員報酬を有価証券報告書に計約91億円分過少に記載した疑いで、東京地検特捜部に2回にわたって逮捕された。最初の逮捕は11月19日で、5年分の報酬を過少記載したとして12月10日に起訴された。同日、3年分の過少記載容疑で再逮捕された。
だが地裁が20日、3年分の再逮捕容疑について、検察側の勾留の延長請求を却下。このため、ケリー前代表取締役の弁護人が21日に保釈を請求していた。特捜部は、3年分の再逮捕容疑についての処分は出していない。
ゴーン前会長は報酬の一部を退任後に受け取ることにして隠したとされるが、ケリー前代表取締役は「退任後に前会長にコンサルタント料などを支払うことは検討していたが、役員報酬とは関係ない」などと容疑を否認している。ゴーン前会長は会社法違反(特別背任)容疑で21日に再逮捕され、1月1日までの勾留が決定している。
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