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 岐阜県や愛知県で豚コレラウイルスが確認されていることを受けて、農林水産省は、野生イノシシがウイルスを広めている恐れがあるとして、欧州の事例を参考に、野生イノシシへのワクチン経口接種について検討を始めた。

 同省によると、ドイツ(2005~12年)やフランス(04~10年)などでは、野生イノシシが好む香りのするワクチン入りのえさを土中に埋め、食べさせて感染を防ごうとした事例があるという。飼育動物のような注射が困難なため、イノシシの習性を生かしてワクチンを広める方法だ。

 野生イノシシの感染拡大を食い止めることで、養豚場の豚などへの感染リスクを下げる狙いがある。