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 聴覚障害と向き合いながら、道化師としてパフォーマンスを続けている男性が千葉市にいる。千葉県横芝光町出身の星野颯太(りゅうた)さん(26)。「音の聞こえる世界」と「聞こえない世界」の壁を溶かし、たくさんの人を楽しませようと、日々奮闘している。

 昨年12月16日、千葉県浦安市の市総合福祉センター。星野さんはサンタクロースに扮し、「クラウン(道化師)りゅーた」として登場。親子連れら200人以上を前に手品やバルーンアートを披露した。袋の中に入った白い手袋がハトのおもちゃに変わると、子どもたちから「すごい」「なんでー?」と歓声が上がった。パフォーマンスを始めて6年になる。

 1歳半のとき、「感音性難聴」と診断され、音や言葉が小さくゆがんだように聞こえるようになった。県立千葉聾(ろう)学校に通い、音声に手や指のサインをつけて会話の手段とする「キュードスピーチ」を覚え、発音の訓練もした。地元の小学校に入り、健常者の児童とともに学校生活を送り、少年野球チームにも入った。

 障害に悩み始めたのは中学生の…

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