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 シリア国営通信は25日、同日夜にイスラエル軍がシリアの首都ダマスカス近郊をミサイルで攻撃したと報じた。アサド政権軍筋の情報として、武器庫が破壊され、3人の兵士が負傷したが、政権軍の防空部隊が大部分のミサイルを撃墜したとしている。

 国営通信によると、ミサイルはイスラエル軍の航空機がレバノン上空から発射した。AFP通信によると、反体制派の在英NGO「シリア人権監視団」は、目標は政権軍を支援するイランかレバノンのシーア派組織ヒズボラの武器庫だったとしている。

 一方、イスラエル軍は「シリアからの対空ミサイルに対し、対空防衛システムが作動した」と25日夜に発表。シリアからの米軍の撤退表明を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は23日、アサド政権を支えるイランのシリアへの影響力拡大を懸念し、「断固とした行動をとり、必要な限度で拡大する」と述べていた。(アレッポ=其山史晃、エルサレム=渡辺丘)