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 北上市が市民投票で選ぶ2018年の市勢10大ニュースを発表した。1位は「東芝メモリ着工」だったが、選択肢に挙げなかった4月の「1歳児遺棄致死事件」を自由記載で挙げた市民が複数いたため、「市政にかかわる重大な出来事だった」と認め、順位外の「特別選定」とした。

 1歳9カ月の男児が保護者から十分な食事を与えられず死亡した事件で、市は後日の内部監査で「緊急度の判断ができなかった」と対応の不備を認め、職員の行動規範改善策などを示していた。

 10大ニュースは市が65項目を選び11日までの14日間、本庁舎など23カ所で市民に投票を呼びかけた。155件集まり、庁内投票と合わせ順位を決めた。遺棄致死事件を挙げた投票が5件あり、庁内から「重大性に鑑みて選定すべきだ」との意見が出たという。(溝口太郎)