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 秋田県仙北市角館町の角館樺(かば)細工伝承館で、「男泣き家電ランド」と題した展示会が開かれている。「欲しがる父/思いとどまらせようとする母/ねだる子ども……/あなたが手に入れた娯楽家電たちは/今どこにありますか?」。こんなコピーが踊る会場には、何が並んでいるのか。

 「男泣き家電」は、展示会を企画した県立博物館(秋田市)による造語。「一世を風靡(ふうび)したものの、現在では使われていない家電製品」のことで、同博物館の収蔵品のほか、展示会用に「おじさん世代」の職員が自宅から引っ張り出してきた。観覧者のターゲットはずばり、家電を愛する50代以上の男性だ。

 まず目を引くのが8トラックのカラオケだ。ずらりと並ぶカセットレコーダーは、「黎明(れいめい)期」「モノラル・ラジカセの登場」などと分類されている。

 発売年や価格、特徴の解説が付いたカメラも目を引く。1959(昭和34)年に発売されたアサヒペンタックスS2(3万5千円)などだ。その隣には「ファミコン」「PCエンジン」などのテレビゲーム機。家電ではないが、強烈に昭和を思い出させる「京都」「松島」などの観光地ペナントもずらりと並ぶ。

 今回の展示会を思いついたのは、同博物館学芸主事の畑中康博さん(49)。「高度経済成長期は我慢して金をためて家電を買った。それでいて(家電には)一つの機能しかない。これらの製品にどういう思い出を持っているか、何が幸せなのかを、見ながら考えてほしい」と話す。

 当時、ラジオ放送をテープに録…

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