拡大する写真・図版 昨年12月にあった出発式でラッピング列車のデザインについて話す小林高校美術部長の清原楓さん=宮崎県都城市のJR都城駅

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 JR九州の吉都(きっと)線(鹿児島県・吉松―宮崎県・都城)で、「キットカット」ラッピング列車が走っている。名前の縁で、販売元のネスレ日本と、沿線5市町でつくるJR吉都線利用促進協議会が協力した。利用客数の低迷が続いて減便された吉都線。利用客増と知名度向上が目的だ。3月末まで吉都、肥薩、日豊の3線を走る。

 ラッピング列車は1両。「乗ると願いがかなう」「縁起のよい吉都線」というテーマで、沿線の宮崎県立小林高校美術部員10人がデザインを考えた。ダルマや招き猫、梅の花の絵に加え、お菓子のロゴ「キット、願いかなう。」の文字も側面に大きく書かれている。

 部長の清原楓さん(2年)は「縁起の良いものにしようとみんなで考えた。色は紅白を使い、近くで見ても遠くから見てもインパクトがあるようにした。列車を見た人が少しでも幸せになってほしい」と話す。

 協議会長の村岡隆明・えびの市長は「どんどん写真を撮ってSNSで発信してほしい」と呼びかける。

 車内には一つだけハート形のつり革が。つかまると「願いがかなう」のかもしれない。

 協議会は、願い事を書く特製絵馬を駅に置いたり、吉都線の切符を買った人にオリジナルのキットカットを配ったりしてPRに努めた。いずれも限定6千個。

 運行予定は都城市など沿線自治体のホームページで確認できる。(神谷裕司)