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 第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦トーナメントの組み合わせが決まった。本戦は2次予選を勝ち抜いた8人と本戦シードの8人によるトーナメント。4人1組のブロックで、前回優勝の藤井聡太七段(16)は、佐藤天彦(あまひこ)名人(30)を含むA級棋士ばかりのブロックに入り、初戦で稲葉陽(あきら)八段(30)と対戦する。1月19日に開幕し、準決勝と決勝は2月16日に東京・有楽町朝日ホールで公開で行われる。

藤井七段は若手強豪ブロックに

 連覇を狙う注目の藤井七段はシード棋士として本戦から登場する。1回戦の稲葉八段は2017年にNHK杯戦で敗れている相手。勝ち進む上でいきなり大きな壁だ。これに勝ったとしても、次は佐藤名人―糸谷哲郎八段(30)の勝者が相手。30歳の強豪の中に16歳が一人入る形で、厳しい戦いが予想される。

 隣の山も粒ぞろいだ。前王位の菅井竜也七段(26)は早指しにめっぽう強く、相手の行方尚史八段(44)も第1回覇者。前回ベスト4の久保利明王将(43)も準優勝2回の経験があり、相手はタイトル獲得最年少記録を持つ屋敷伸之九段(46)。だれが抜け出すか、本命不在のブロックだ。

 久保王将のブロックは1月19日、藤井七段のブロックは同20日、いずれも名古屋市のポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭2の2)で公開で行われる。

勢いのある千田六段、渡辺五段

 反対側のブロックも注目の対戦が目白押しだ。

 最多の優勝5回を誇る羽生善治九段(48)の相手は、2次予選で羽生世代の森内俊之九段(48)、郷田真隆九段(47)を連破した千田翔太六段(24)だ。渡辺大夢五段(30)は叡王戦で佐藤名人を破りベスト8に進出するなど、いま最も波に乗っている棋士の一人。中村太地七段(30)との同年対決が見ものだ。

 その隣のブロックは、羽生九段からタイトルを奪取したばかりの広瀬章人竜王(31)が深浦康市九段(46)と、B級1組順位戦を9連勝でA級復帰を決めた渡辺明棋王(34)は現A級の佐藤康光九段(49)と対戦する。重鎮ばかりのブロックから誰が抜け出すのか、予想は難しい。(村上耕司)