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 平成の30年間、科学技術には大きな変化や進展があり、課題も浮き彫りになった。平成元年に朝日新聞科学部(当時)が選んだ「10大ニュース」をもとに、平成の科学ニュースを振り返る。(文中の年は西暦、カッコ内を平成で表記)

 平成が始まった1989年は、地球環境に対する世界的な関心が高まった年だった。10大ニュースでは、89年(元年)と翌年、連続で「地球環境問題」が1位に選ばれた。二酸化炭素やフロン、熱帯林などの話題がたびたび紙面に登場した。

 92年(4年)にはブラジル・リオデジャネイロで国連の地球サミットが開催され、世界的な取り組みの基盤ができた。97年(9年)には、温暖化防止の枠組みを定めた京都議定書が採択。2015年(27年)にできた新たな枠組み「パリ協定」につながった。

 宇宙開発では、98年(10年)から国際宇宙ステーション(ISS)の建設が本格化。89年(元年)の東西冷戦の終結を受けて、宇宙開発でも激しく競ってきた米国とロシア(旧ソ連)が手を携えた。日本人の宇宙飛行士も誕生した。90年(2年)の秋山豊寛さんを筆頭に、毛利衛さん(4年)、向井千秋さん(6年)が続いた。平成の30年間に宇宙に行った日本人は12人になった。

 宇宙や物質のなぞに迫る大発見も相次いだ。98年(10年)には、宇宙の膨張が加速していることを米欧チームが発表。12年(24年)には、質量を生み出す「神の粒子」と呼ばれたヒッグス粒子が発見された。アインシュタインが存在を予言した「重力波」も16年(28年)に初観測された。米国が09年(21年)に打ち上げた宇宙望遠鏡「ケプラー」は、太陽系の外にある惑星を約2700個も発見し、18年(30年)に運用を終えた。

 国内では、大きな自然災害が相…

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