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 埼玉県深谷市は26日、廃校となった小学校の体育館と敷地について、入札によりマイナス795万円で売却することになったと発表した。落札者側で体育館を解体することが条件だった。マイナス価格で入札が成立し、自治体が資産を手放すのは全国で初めてという。

 対象は深谷市中瀬の旧市立中瀬小学校の体育館と敷地約1505平方メートル。統合で1984年に廃校に。体育館は2010年末まで活用され、15年6月と17年7月の2回、1782万1千円の予定価格で入札にかけられたが応札はなかった。

 市は今回、体育館を落札者が解体する条件を付け、解体費の負担を考慮して予定価格をマイナス1340万6千円(市が支払う最高額)として入札を行った。

 民間への「無償譲渡」になるため、正式契約には地方自治法に基づく市議会の議決が必要となるという。(坂井俊彦)