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 9月に岐阜県で国内では26年ぶりに発生して以来、6例目となる豚(とん)コレラが確認された岐阜県関市の養豚場で27日午前7時19分、感染拡大防止のための豚の殺処分が終わった。今回初めて自衛隊の派遣を受け、繁殖用や出荷用のすべての豚8083頭(速報値)が殺処分された。県は埋却や消毒などを含めた防疫措置の終了を来年1月3日までと見込んでいたが、年内の終了も視野に作業を進める。

 殺処分は25日午前8時40分に始まった。発生確認から90時間以内を想定していたが、自衛隊も加わり、49時間余りで終わった。終了までに自衛隊員や県職員、獣医師ら延べ2505人が参加。豚や汚染物などを敷地内に掘った穴に埋める埋却作業も25日午後1時50分に始め、豚を穴に入れる作業はほぼ終わった。25ある畜舎の消毒も26日午前8時45分から進めている。

 養豚場では、県の検査で25日未明にメスの豚2頭への感染を確認。国の検査でウイルスはこれまでと同じ型だと判明した。県内では、飼育施設での感染が民間の養豚場や、岐阜市と県の施設などで計6例発生し、野生イノシシ81頭の感染も確認された。愛知県でも野生イノシシ2頭の感染が確認されている。

 豚コレラは人には感染せず、感染した豚の肉を食べても健康への影響はない。(板倉吉延)