シリーズ:体のケア
骨を丈夫に保つには 検査で骨密度把握、効果的な運動も
水戸部六美
先日、祖母が亡くなりました。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で何度か骨折していたため、火葬の後、大腿(だいたい)骨部分には大きな金具やボルトがありました。丈夫な骨を保つにはどうしたらいいか、調べてみました。
骨のカルシウムなどの量である「骨量」は成長期に増え、18~20歳でピークに達する。その後は頭打ちで、腰椎(ようつい)では45歳前後を境に減少に転じる。
特に女性は、骨を強くする女性ホルモンが閉経後に減り、骨量も一気に減少する。骨密度が、若い人の平均の7割以下だと骨粗鬆症と診断される。高齢で骨折すると要介護リスクが高まり、脚の付け根(大腿骨近位部)の骨折は深刻で、5人に1人が1年以内に亡くなるという。
山王メディカルセンター女性…