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 岐阜県美濃地方を中心に感染拡大が続く豚コレラを受け、隣県の愛知県農業総合試験場(愛知県長久手市)は新年度から、受精卵の凍結技術を活用し、ブランド豚生産の素材となる「デュロック」など3品種の種豚の受精卵を保存することにした。

 受精卵の凍結保存は牛では普及しているが、豚の実用化は難しいとされている。同試験場は2006年、凍結保存した体外受精卵から世界で初めて子豚を誕生させることに成功。大村秀章知事は「20年以上の技術開発で実用化のレベルまできている。(大規模な殺処分となると)今までの努力が水の泡になってしまうので、何としても保存、継承していかなければならない」と話す。

 豚コレラは人間には感染しない。内閣府の食品安全委員会は、仮に感染した豚の肉を食べたとしても人体に影響はないとしている。