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 中国電力とJFEスチールは27日、千葉市中央区川崎町で進めている石炭火力発電所「蘇我火力発電所」(仮称)の建設計画を中止すると発表した。建設費がかさみ、事業として成立しないと判断した。二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電の中止決定に、住民からは歓迎の声が上がった。

 同発電所は出力107万キロワットで、東京湾岸のJFE敷地内に建設予定。2024年の運転開始をめざしていた。現在、県の環境アセスメントの最中だが、両社が事業性を再評価したところ「十分な事業性は見込めないと判断した」(中国電)。今後、石炭の代わりに天然ガス火力発電所の建設を検討するという。

 計画が持ち上がるきっかけは、11年の東京電力福島第一原発事故だった。この影響で全国の原発が停止。電力各社は原発の代替電源として、燃料費の安い石炭火力発電所を東京湾岸に造る計画を相次いで発表した。両社は17年、共同出資で「千葉パワー」を設立し、発電所建設に向けた検討を具体化させていた。

 一方で、地球温暖化への悪影響…

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