[PR]

 冬山での遭難を防ごうと、南アルプス署などは28日、山梨県南アルプス市芦安芦倉の夜叉神峠の登山口で登山指導を始めた。年末年始は初日の出を見ようと多くの登山者が見込まれるためだ。31日まで。

 署員や山岳遭難防止団体「大久保基金の会」の12人が、登山計画書(登山届)やアイゼンなどの装備を確認。数日前に県警ヘリから撮影した鳳凰(ほうおう)三山の山頂付近の写真も示し、注意を促した。

 県警によると、昨季の冬山シーズン(12~2月)に県内では山岳遭難が10件あり、4人が死亡した。県条例施行に伴い、来年12月からは南アルプスや富士山、八ケ岳の一部で登山届提出が義務化される予定。同署地域課の橋本俊(たかし)課長は「ルートや日程を調べながら登山届を書くことで無理な計画を立てないようにできる。安全な登山を心がけて」と呼びかけた。(野口憲太)