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 テレビのバラエティー番組の俳句添削で人気を集めている松山市在住の俳人・夏井いつきさん(61)。教師から俳人に転身した翌年から始まったのが「平成」だ。その30年間を夏井さんに振り返ってもらった。

 ――1988(昭和63)年に俳人となった。俳人としての経歴がほぼ平成と重なっている

 確かにねえ、そうだ。中学生の先生やめて転職してから、そう、30年なんだと、いま、しみじみ思いました。

「俳句甲子園」創設に関わる

 ――愛媛に住み、「俳句甲子園」(全国高校俳句選手権大会)や「句会ライブ」創設にかかわった

 実は、句会ライブを始めたきっかけは、1995年に俳句甲子園構想が1度ダメになったことなんです。思いとモヤモヤと悔しさだけが残ってカネも人脈もない。あるのは、俳句をちょっと勉強し始めている自分と、子どもに物を教える経験だけ。それなら、俳句甲子園ができる日がいつ来るか分からないけど、とりあえず俳句の種をまく、子どもたちに俳句を教えることはできるんじゃないか。できれば、小学生から種をまいて育てていこうと。そこで、学校で俳句を楽しめるような「句会ライブ」という授業を考えた。流れはだいたいそんな感じですね。

 ――「俳句甲子園」は98年、9校が参加して松山市で第1回を迎えた

 俳句甲子園を諦めきれなくて、あちこちで話をしてたんです。確か97年、経済同友会だったと思うんですけど、そこに松山青年会議所(JC)の文化発信委員会の人たちが来ていたんです。で、話が終わった瞬間、「夏井さん、僕たちと一緒にやりましょう。僕たちには予算があります」って言ってくれて。それが、新たなスタートですね。翌年、JCの人たちが県内の高校を回って出場のお願いに行ったけど、ほとんど門前払い。その中で1校だけ、松山盲学校が自分から手を挙げてくれたのはうれしかったですね。

地道な活動から一転

 ――2013年からテレビ番組「プレバト!!」の「俳句の才能査定ランキング」に出演。芸能人への辛口批評が人気を集めている

 私が「俳句の種まき」と呼んで…

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