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【まとめて読む】患者を生きる・食べる「食物アレルギー」

 ファッション誌などでモデルとして活動する鈴木サチさん(39)の長女(8)は、3歳の時にピーナツ入りのチョコレートを食べ、呼吸困難などの症状に陥りました。食物アレルギーによるアナフィラキシーショックでした。アレルギーと向き合う親子の歩みを紹介します。

チョコレート1粒で意識もうろう

 ファッション誌などでモデルとして活躍している鈴木(すずき)サチさん(39)は、2013年10月のある夜、実家で母親と当時3歳の長女(8)、幼い長男(6)の4人で過ごしていた。

 

 「ママ、のどがかゆい。いがいがする」。長女が突然、訴えた。

 直前にチョコレート菓子を食べていた。長女は赤ちゃんの時に卵アレルギーとわかり、以来、原材料は慎重に確認するようにしていた。この時も、表示を見て卵が入っていないのを確かめてから1粒与えていた。なのに、なぜ?

 「何かのアレルギー反応なのか」。以前、卵を食べて同じような症状が出たことがあった。まずは長女にうがいをして横になるように言った。

 病院に行くか悩んでいるうちに、顔にぷつぷつと発疹が出始めた。「おなかが痛い」。そう言って嘔吐(おうと)した。

 鈴木さんがハンドルを握る車に、母親が長女を抱きかかえて乗り込んだ。近くの日本医科大武蔵小杉病院(川崎市)に向かう途中、長女はさらに青ざめ、ぜえぜえとした苦しそうな呼吸に。病院に着く頃には、意識がもうろうとしていた。

 母親と一緒に長女の名前を呼び、長女の体をたたき続けた。「起きて!」。それでも、どんどん目がうつろになっていく。

 「ぐったりしているんです。すぐに診てください」。病院の受付で叫ぶように言った。すぐに処置室に通された。

 「何か食べました?」と医師に聞かれ、チョコレートを食べたことと卵アレルギーがあることを伝えた。長女は、何かが原因でアレルギー反応が起き、血圧低下や意識障害を伴う「アナフィラキシーショック」を起こしたとみられた。症状を和らげるアドレナリンの筋肉注射を受けた。

 少しずつ呼吸が整い、意識がはっきりしてきたが、ほっとしたのもつかの間、みるみるうちにじんましんが広がった。「体がかゆい」。全身の肌が真っ赤になり、再び症状が強まった。

 注射をもう一度打った。症状が落ち着いた後、帰宅できた。だが、原因は何か、不安で仕方がなかった。

診断はピーナツアレルギー

 モデルの鈴木サチさん(39)の長女(8)は3歳だった2013年、チョコレート菓子を食べて呼吸困難になり、一時、意識ももうろうとした。何らかの食べ物のアレルギーによるアナフィラキシーショックだとみられた。

 赤ちゃんの時に卵を食べて下痢や嘔吐(おうと)などが起き、卵アレルギーと診断されていた。だがチョコレートに卵は含まれていなかった。

 原因を確かめようと後日、かかりつけの厚生中央病院(東京都目黒区)を受診した。

 食物アレルギーは、本来は体を…

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