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 鳥取県若桜町産のエゴマを使ったスイーツ作りを研究テーマにしている八頭高校(八頭町久能寺)の生徒たちが5種の味のエゴマシフォンケーキを試作した。27日に同校で試食会があり、生産者や矢部康樹・若桜町長、町観光協会、町商工会の関係者らが味わった。

 若桜町では、地元で栽培されてきた在来種の種を引き継ぎ、「若桜町エゴマ生産組合(34戸)」が約6ヘクタールでエゴマを生産。エゴマ油やカステラ、あめに加工され、道の駅などで販売している。

 八頭高は若桜町とともに若桜の食材を発信しようと、2015年から部活動でジビエなどの調理に取り組み、昨年からは「探究ゼミ」の授業でエゴマチームがスイーツ作りをテーマにしている。今年度のメンバーは2年生6人。ふわふわ生地にエゴマの実のプチプチした食感が楽しめるシフォンケーキを10月の町内の祭りで披露し、好評だったことから、今回はプレーン、抹茶、紅茶、チョコ、ブランデーの5種を準備した。

 「エゴマの実の量を工夫してプチプチ感を出した」と石原萌絵和さん。サラダ油の代わりにエゴマ油を使っており、生産組合長の三百田勝利さん(73)は「エゴマの香りが口の中で広がる、おいしいケーキになった」。抹茶、紅茶、プレーン味が気に入ったという。

 「エゴマは栄養価も高い。若桜のエゴマが広まっていけばいいと思う」と谷口舞さん。生徒たちは試食会の最後に、インスタグラムなどSNSを使った発信も提案した。(斉藤智子)