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 自宅の庭の落ち葉に、隣家のイチョウが交じっている。昨年12月の夕暮れのころ。東京都練馬区の高橋黎子さん(76)は思わず、ほうきの手をとめた。なぜか、いつにもまして、女子高時代の出来事が頭に浮かび、胸に迫ってきた。

 3年生の秋だった。

 授業が始まっているというのに、教室の一つ前の席はあいたままだった。その席の級友は部活でバレーボールに打ち込み、まじめで勉強熱心。東大への進学を夢見ていた。学校を休むことはほとんどなかった。

 どうしたのかな。不思議に思っていると、その日の終礼で、担任の先生から級友が急死したことを告げられた。教室はしんと静まりかえった。

 葬儀の日。授業が午前中で切り…

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