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 2015年に中国の人権派の弁護士が一斉に拘束された事件で、国家政権転覆罪に問われ公判中の王全璋弁護士(42)の妻、李文足さん(33)や支援者が28日、法に基づいて裁判を進めるよう求める文書を北京の最高人民法院(最高裁に相当)に提出しようとしたところ、待ち構えた公安当局に妨害され、阻止された。現場はもみ合いとなり、一時混乱した。

 李さんらが同日午前、法院前に着くと、数十人の公安当局者や警備員が取り囲み、法院に入れないようにした。また陳情者を装う数人の男が報道陣の前に立ち、取材を妨害した。

 李さんらは30回以上、当局に抗議文を提出しているが、この日、妨害に加わった当局者らの数は特に多かったといい、当局は敏感になっている模様だ。

 王氏の拘束は約3年半続く。26日に天津市第2中級人民法院(地裁に相当)で初公判が非公開であったばかり。同法院は後日判決を出すとしている。(北京=冨名腰隆)