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 岐阜県内の飼育施設としては6例目の豚(とん)コレラが発生した関市の養豚場について、農林水産省は、衛生管理に問題があったとする調査結果を公表した。農場内に野良猫がすみつき、豚舎脇の住居で暮らす作業員が適切に靴や服を替えていないなどの実態が、同省の疫学調査チームによって確認されたという。

 岐阜県内での豚コレラ発生を受け、この養豚場は昨年10月半ば以降、同県の家畜保健衛生所の現地確認を週1回程度受けていたが、「問題なし」や最高レベルの評価を受けていた。

 同省によると、病原体の侵入を防ぐために厳格な衛生管理が必要な区域内に、10匹前後の野良猫がすみつき、豚舎内でも猫を確認。猫に食べられたとみられる子豚の痕跡などを見つけた。

 また、区域内に外国人技能実習生の住居があり、農場外にも出かけていたが、区域内で専用の服や靴を着用していないケースがあった。他の作業者もフンがついたままの長靴を豚舎で使うことがあったという。

 岐阜県は、繁殖用や出荷用の豚計8083頭の殺処分や埋却など国の指針で定める「防疫措置」を終えた。17日経過後の1月15日午前0時までは半径10キロ圏の搬出制限が、28日経過後の同26日午前0時までは半径3キロ圏の移動制限が、それぞれ維持される。