[PR]

 山形県内は29日も、強い冬型の気圧配置による寒波の影響で大雪になった。大蔵村肘折の積雪は午前10時に全国で3番目に深い156センチになった。山形地方気象台によると午後6時時点の積雪は、新庄市で51センチ、米沢市で50センチ、山形市で37センチ。最低気温は東根市で零下7・2度だった。寒波は30日夕方まで続く見込みで、その後も来年1月2日まで雪が時折、降るという。

 帰省ラッシュを迎えた交通機関は乱れた。午後6時10分時点で、JR奥羽線は米沢―庭坂駅間が終日運転を見合わせるなど、上下線計14本が運休。羽越線は強風の影響で特急いなほ2本を含む上下線計5本が運休した。山形新幹線も下りで最大49分の遅れが出た。

 29日、山形市の蔵王温泉スキー場の全てのゲレンデで滑走可能になった。客入りも平年並みという。蔵王索道協会は「順調にゲレンデに雪が積もった。大勢のスキー客に楽しんでもらいたい」。スノーボードをした川崎市の会社員、瀬谷健介さん(27)は「今季初滑り。パウダースノー、最高ですね」。

 天童市老野森2丁目であった年末恒例の「歳(つめ)の市」では、露天商らがほうきやはたきで商品に降り積もる雪を払い落としていた。初あめや焼きそばを売っていた村山輝男さん(68)は「たまにふぶくし、お客さんの数もいまいちだね。売れれば寒くないんだけど」と話した。(田中紳顕、上月英興)