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 受動喫煙防止条例の見直しを進めている兵庫県が条例の改正骨子案を発表した。新たに自宅やマイカーで子どもや妊婦がいる場合は禁煙を義務づけた。一方、有識者の検討委員会が賛否を両論併記する形で提言した、マイカーでの喫煙に罰則を設けることは見送った。県は来年1月16日までパブリックコメントを募っている。

 改正骨子案は、子どもや妊婦の受動喫煙を防ぐため、自宅やマイカーのほか、学校周辺や通学路も提言通りに喫煙を禁じた。罰則は設けなかった。

 井戸敏三知事は26日の定例会見で「私的空間に罰則は適さない。(公共空間でも)面積が広く、そこを常時監視できるのか考えたときに、実効性を担保するのが難しい」と説明。ただ「パブコメで『罰則をつけろ』という声が非常に多いのであれば、再検討する可能性はある」と話した。

 また、骨子案には、検討委の提言にはなかった「何人も、20歳未満の者及び妊婦の近くではたばこを吸ってはならない」「妊婦は喫煙してはならない」という規定を盛り込んだ。井戸知事は「妊婦が喫煙してはならないというのは、子どものことを考えれば自明のことで、科学的にも論証されている」と語った。

 県はパブリックコメントの結果を受け、2月の県議会に条例改正案を提案する。

 骨子案は県のホームページ(https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf17/zyudoukituenzyoureipabukome.html別ウインドウで開きます)に掲載している。意見や提案はメールやファクス、郵送で受け付けている。

 問い合わせは県健康増進課(078・362・9153)。

 

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(川田惇史)