裁量労働制の違法適用、社名公表を制度化へ 実効性は?

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千葉卓朗、村上晃一
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 厚生労働省は、裁量労働制を社員に違法に適用した企業の社名を公表する制度を新設する方針を固めた。裁量労働制の違法適用をめぐっては、厚労省東京労働局野村不動産に対して特別指導をして社名を公表したが、明確な根拠がなかったことが後に判明。恣意(しい)的だったのではとの疑念を持たれたことから、社名公表のルールを明確化する。月内にも運用を始める。

 裁量労働制は、仕事の進め方を自分で決められる働き手に、実際に働いた時間にかかわらず一定時間働いたとみなして残業代込みの賃金を払う制度。「違法適用が横行し、長時間労働を助長している」との批判が根強いため、厚労省は社名公表制度で違法適用の抑止効果も狙う。だが、公表の条件は厳しく実効性に疑問が残る。

 新制度は、複数の事業場を持…

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