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 青森県鶴田町山道の闇●(●は雨かんむりの下に口三つ、その下に龍、くらおかみ)神社で30日、米粒や豆などの穀物を一粒一粒貼りつけて絵にした「弥生画」が奉納された。

 町内会の大人たちの手によるえびす様(縦1・9メートル、幅3・2メートル)と、子どもたちが挑戦した来年の干支(えと)イノシシ(縦1・3メートル、幅2・3メートル)。下絵を描いた板の上に、米や小豆、アワ、ゴボウやウリの種など約10種類の穀物を載せて固めた。神社の鳥居に1月末まで設置し、その後は町内の道の駅つるた「鶴の里あるじゃ」に掲示する。

 江戸時代の天明の大飢饉(ききん)の際、人々が豊作を願い、なけなしの穀物の種を持ち寄って板に貼りつけたのが始まりとされる。山道町内会の渋谷信一会長(67)は「根気のいる作業だったが、これで安心して新年を迎えられる」と話した。(土井良典)