平和を願う心、旅の思い出、親しい人との別れ――。昭和天皇が晩年つづった和歌の原稿に、激動の半生への述懐や、日々の思いが残されていた。余白をも埋める肉筆に几帳面(きちょうめん)な人柄もにじむ。歴史研究の資料として貴重だと、専門家は指摘する。

いつのまによそぢあまりもたちにけるこのしきまでに(のうちに)やすらけき世みず

 1988(昭和63)年8月15日の終戦の日に寄せ、昭和天皇はこんな歌を残していた。所功・京都産業大名誉教授は「戦後40年余りたっても、世界では争いが絶えない状況をはかなんだ歌ではないか。昭和天皇にとって日本と世界の平和はつながっていたように思える」とみる。

 陸軍大将として日露戦争を戦い、後に学習院長を務めた乃木希典(のぎまれすけ)とのエピソードを詠んだ歌もある。

残されていた歌の数々を、直筆原稿を写した写真とともに紹介します。

■雨(の)時は馬車(うまぐるま…

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