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 「アミールはイランのため、イスラム教のために殉教した」。シリア内戦で、2015年12月に過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘中に死亡したアミール・シアボシさん(当時27)の父アスガルさん(63)はこう言って息子を誇った。

 アミールさんは精鋭部隊、革命防衛隊の海軍部門に所属。長期休暇を申請し、ひそかにシリアへ渡った。亡くなる4日前の電話では「シーア派の聖廟(せいびょう)を守るために来ている」と話していた。

 アスガルさんは「ISを放置すればテヘランにも来ていただろう。イランを守るため国外で戦うのは自然なことだ」と話した。

 1979年のイスラム革命後、イランは米国と敵対しつつ、周辺諸国のシーア派勢力への支援に力を注いできた。内戦が続くシリアには精鋭部隊を送り込み、中東全体を揺り動かす存在となっている。

 イランはシリアのアサド政権軍の軍事顧問として防衛隊を派遣するほか、自国の民兵らを訓練して送り込んでいる。イラクにも防衛隊を送り、イラク人のシーア派民兵を訓練するなどして、イラク軍と共同でIS掃討作戦を展開。レバノンでは反イスラエル闘争を続けるシーア派組織ヒズボラを支援する。

 イラン外務省はシリアへの介入…

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