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 金沢で400年以上の歴史をもつ正月の伝統芸能「加賀万歳」が2日、金沢市片町2丁目の前田土佐守家資料館で披露された。約50人の観客が、息の合った掛け合いを楽しんだ。

 加賀万歳は前田利家が越前の府中を統治していたころ、正月に舞われた「越前万歳」がルーツとされ、利家の金沢入城後に金沢の人たちにも親しまれるようになったという。

 この日は加賀万歳保存会の田中久雄会長(78)ら3人が主人の「太夫(たゆう)」や従者の「才蔵(さいぞう)」に扮し、「東茶屋街」や「金沢城・石川門」といったおなじみの地名が登場する「平成金沢新名所づくし」など、4演目を披露した。

 初めて加賀万歳をみたという金沢市鳴和の尾崎綾子さん(76)は「立て板に水のように、知っている言葉が次々と流れてきて、リズムも心地よかった」と話していた。(浅沼愛)