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 3冊のノートを見返すと、取材に答えてくれた多くのひとたちの顔が浮かぶ。

 だれも住まなくなった岡山県・黒島の「元」島民。ひとが減り、なり手不足に悩む群馬県昭和村の村議会議員。そして、消滅可能性が全国一とされた群馬県南牧村の村民。

 「難しい問題ですね」。そんな相づちを、何度吐いてしまっただろう。ちょっと話を聞きかじったからって、寄り添ったふりをして。そんなふうに思われてしまったかもしれない。

 でも、「これが自分のふるさとだったら」。そう考えると、「なんとかなりますよ」なんて、軽々しく言えなかった。

 「消えゆくムラ」とさえいわれる南牧村には計10日間、滞在した。中学3年のある男子生徒は「大人になってここに住みたい。村が好きだから」と言った。「姉も東京にいるし、家の近くには子どもがほとんどいないし、自分が残らなくちゃ」

 責任感にも似た彼の思いが、しぼまないことを願う。そのために、僕たち全員で、一人ひとりで、人口減を考えていかなくちゃ。

 多くの人たちから「あんまり村…

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