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 胃のあたりがふわっとなる手前。息を止めて、目をつむるタイミングだろうか。

 下降を始めたジェットコースター。日本の人口の長期推移と将来推計を眺めてそう思う。

 戦中をのぞき、明治維新以降、増え続けてきた人口は、2008年をピークに、高齢化しながら急速に減っていく。

 アトラクションなら怖さは一時のこと。下りきったころには、笑い合える。でも、少子高齢化の坂は何十年と続く。私の人生も、間違いなく下りの途中で終わるだろう。

 幼少期からの英語留学、海外で起業する若者、新たな経済成長分野のベンチャー企業――。連載「エイジング・ニッポン」の企画会議で、そんな言葉が飛び交った。このまま突っ走るのかなあと、もんもんとした。

 国の持続可能性のために、活力は必要。海外を渡り歩くスキルを身につけ、沈みゆく日本という船から脱出をはかるのも賢い選択だろう。でも、みんなができる生き方だろうか。

 ふるさとに根ざして生きる人に未来はないのか。経済格差と教育格差の負のスパイラルはこのまま続くのか。誰だってやがては年を取り、思うように動けなくなるのに、老後に困窮しないと言いきれるのか――。

 地方出身で、公立学校しか経験がなく、1年前まで医療と介護の取材をしてきた私が感じたことだ。

 自分の身近にいたような人たち…

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