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 昨年12月下旬の夕刻、南相馬市原町区にある「原町製パン」を訪れると、厨房(ちゅうぼう)には甘い香りが漂っていた。地元産の「黄色いハートかぼちゃ」を生地に練り込み、ご当地キャラクター「のまたん」などの焼き印が入った「かぼちゃパン」。2代目の佐藤敬一さん(63)が手のひらにのるほどの大きさのパンの中にあんやホイップクリームを詰めていた。

 その姿を市内小高区にある県立小高産業技術高校商業研究部の部員たちが笑顔で見守る。パンは週末限定で常磐自動車道の南相馬鹿島サービスエリアに併設する物販観光施設「セデッテかしま」などで売られる。3個180円で、多い週は240個を出荷する。部長の1年生石井美奈さん(15)は「このパンが生まれたのも多くの人たちの支えがあったからこそ」と思いを語った。

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故で、小高区は避難指示が出された。16年7月に大部分で解除され、二つの高校が統合し、地域唯一の高校として17年春に再出発したのが小高産業技術高校だ。現在、約530人が通う。

 商業研究部は「高校生にできる…

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