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 福岡県行橋市稲童の小池でクロツラヘラサギなどの群れ20羽が飛来した姿を、日本野鳥の会会員の下田信広さん(71)=豊前市=が写真に収めた。長年観察を続けている下田さんは「絶滅危惧種で世界に2千羽ほどのクロツラヘラサギが、住宅や工場が周囲にある池にこれだけの数が来るのは珍しい」と驚いている。

 確認したのは12月30日。知り合いからヘラサギ2羽がいると連絡があり、現地に行くと林の向こうの空に白い固まりが見えた。次の瞬間、次々に池に降り立ったという。数えるとクロツラヘラサギが16羽、ヘラサギが4羽だった。

 下田さんは70メートルほど離れた車の中から、飛び立つまで1時間ほど観察。体長から生まれて1、2年の若鳥とみられ、池の浅瀬を同じ方向に進みながら長いクチバシを左右に動かしては10センチ足らずの魚をついばんでいたという。(久恒勇造)