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 昨年1年間の交通事故死者数は過去最少の3532人だった。警察庁が4日発表した。65歳以上も減少傾向で前年より54人少ない1966人。1985年以来の千人台となったものの、死者全体の55・7%を占め、割合ではこれまでで最も高くなった。

 同庁は「死者数は着実に減っているが、高齢化が進む中、高齢者の割合は高いままだ」と分析。死者数をさらに減らすためには高齢者対策が重要としている。

 交通事故死者数は2017年に3694人となり、統計を取り始めた1948年以降で最少を更新した。18年はさらに162人減少し、人口10万人当たりの死者数も前年より0・12人少ない2・79人。65歳以上は5・59人で前年より0・25人少なく、統計が残る67年以降で過去最少になった。一方、75歳以上の高齢運転者による死亡事故は、昨年は11月までに407件あり、前年同期より31件増えた。

 都道府県別で死者数が最も多かったのは愛知の189人で、16年連続最多となったが、人口10万人当たりでみると全国平均を下回る2・51人で40番目。鳥取と島根の20人が最も少ない。人口10万人当たりの死者数は福井の5・26人が最多で、富山の5・11人、三重の4・83人が続いた。

 山本順三国家公安委員長は「国民一人一人が交通事故の防止に積極的に取り組んできた結果だが、悪質・危険な運転による重大な事故も後を絶たない。対策を着実に推進する」とのコメントを出した。

昨年の都道府県別の交通事故死者数(カッコ内は前年比)

(1)愛知  189人(11人減)

(2)千葉  186人(32人増)

(3)埼玉  175人(2人減)

(4)神奈川 162人(13人増)

(5)兵庫  152人(9人減)

(43)佐賀  30人(6人減)

(44)高知  29人(増減なし)

(45)石川  28人(6人減)

(46)鳥取  20人(6人減)

    島根  20人(3人増)