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 「無謀だ」

 そんな声にさらされても、大谷翔平選手(24)は自分のものさしに従った。

 「小さい頃、週2回の練習が楽しみでしょうがなかった。そういう気持ちが続いている」。投手と打者の二刀流を貫いて大リーグのアメリカン・リーグ新人王に輝いた昨年、帰国直後の11月の会見で話した。

 損得や世間の見方は気にしない。常識破りの二刀流の提案に興味を持ったから、日本ハム入りした。大リーグに移るときは、年俸が上がる時期も名門球団も気にしなかった。投手と打者、両方の挑戦に最適だと思う球団と時期を選んだ。

 昨年、米バスケットボール協会(NBA)デビューした渡辺雄太選手(24)は、米国の大学に進学する際に、前例がないと言われたが、「行かなきゃわからない」と挑んだ。アイスホッケーで米国1部リーグの大学に進んだ初めての日本選手の一人、三浦優希選手(22)は「苦しい挑戦こそ喜びも大きい」と言う。

 3人には共通点がある。過去の価値観にとらわれずに挑む意欲。そして自分で課題を設定し、どう乗り越えるかを考える姿勢だ。

 0~14歳の人口は、2050年には、今より3割減って約1077万人になる。超高齢化・人口減社会へ向かう日本には、前例のない課題が待ち受ける。その時大事なのは、3人のように新しい道を切りひらく力だ。

 だが、14年の内閣府の「子ども・若者白書」では逆の兆候がうかがえる。

 「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」という日本の若者は52・2%。欧米など6カ国の66・0~86・1%を下回った。「自分自身に満足している」若者も45・8%で、他国より25ポイント以上低かった。

 どうすればいいのか。すでに人口減に直面している地方にヒントがある。

型にはめない教育とは

 昨年暮れ。高知県土佐町の小学…

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