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 陸上界を変えたい――。そんな思いで実業団チームを辞めて起業し、ケニア人ランナーの支援を始めた選手がいる。プロランナーでもある神戸市出身の八木勇樹(29)だ。兵庫・西脇工高から早大、旭化成と強豪で活躍した彼が、なぜその思いに至ったのかを聞いた。

 八木は早大3年時に主力として、出雲、全日本、箱根の駅伝3冠を達成した。卒業後はマラソンの五輪選手が輩出している名門、旭化成に入社。2014年元日の全日本実業団対抗駅伝では、唯一、外国人選手が走れる2区で日本人歴代最高記録を出した。

 ただ、旭化成ではケガで思うような走りができない日も多かった。駅伝で他の選手が走っているのを見て、「もう必要ではないんじゃないか」と考えることもあった。全員が同じメニューに取り組むことに、「チームだからしょうがない」と思いつつも疑問が残った。

 退社したのは16年6月。トップ選手だけではなく、陸上のすそ野を広げたいという思いからだ。大学の2学年後輩の大迫傑(27、ナイキ・オレゴンプロジェクト)のように実績で多くの人に影響を与えることも選択肢だったが、「今それだけの力はない」と起業。経験を元に、市民ランナー向けの指導を始めた。「仕事の合間の少ない時間で何が自分に必要なのか、情報を仕入れるのがうまい人が多い」。教わる立場の人から学ぶことも多く、新鮮だった。

 一方で、自身の競技力向上をあ…

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