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 建築業界の仕事始めとして、今年の工事の安全を祈る釿始式(ちょうのはじめしき)が5日、防府市の防府天満宮であった。

 「釿」とは手斧(ちょうな)のことで、大工道具の一つ。式はふだん使う材木に感謝し、木の魂をしずめる意味がある。宮司が祝詞(のりと)を捧げた後、烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿で棟梁役を務めた建設会社長、藤本利範さん(55)が長さ4・5メートル、直径0・4メートルのヒノキの丸太に手斧を「えい!」と打ち込んだ。

 天満宮によると、年中行事として続いているのは全国の神社でも珍しいという。藤本さんは今回が3回目の参加。「工事の安全と無事を祈りました」と話していた。(棚橋咲月)