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 埼玉県熊谷市で10年前、小学4年の小関孝徳さん(当時10)が死亡した未解決のひき逃げ事件で、県警が遺族から預かっていた遺品の腕時計を紛失していたことが、県警への取材でわかった。交通捜査課の小久保和浩次席は取材に対し、「ご遺族に大変ご迷惑をおかけしている。今後このようなことがないよう、職員を指導していく」と述べた。

 2009年9月30日、自転車で帰宅中だった小関さんは車にはねられて死亡した。県警は、事件発生時に小関さんが着けていた腕時計を証拠品として遺族から預かり、自転車など他の遺品とともに熊谷署内で保管していた。ところが昨年10月に証拠品の確認をしたところ、なくなっていることに気づいたという。

 県警によると、腕時計は小関さんの誕生日に母親が贈ったものだという。

 事件は16年に道交法違反(ひき逃げ)の時効が成立し、県警は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で捜査を続けているが、この時効も今年9月に迫っている。