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 6日に始まった今年のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公金栗四三(かなくりしそう)をはじめ、明治から昭和にかけて活躍したアスリートや指導者ら13人の手紙を紹介する「日本スポーツ界を彩った先人」展が、二宮町二宮の徳富蘇峰記念館で開かれている。

 来年の東京五輪に向けて企画された。手紙はいずれも、明治時代に国民新聞を創刊した言論人・徳富蘇峰に宛てたもので、同記念館が所蔵している。

 日本人初の五輪マラソン選手の金栗は引退後、マラソン指導者の喜寿祝賀会で講演した蘇峰に「(講演の)要旨を送っていただきたい」と依頼する手紙を書いた。「記録するのを忘れてしまいました」と言論界の重鎮にも臆さなかった。このほか、講道館柔道の創始者で金栗らを率いたストックホルム大会団長の嘉納治五郎、競泳平泳ぎで日本人女性初の金メダルを獲得した前畑秀子らの礼状などが並ぶ。

 同館では「政財界や文化人に比べると、スポーツ界は蘇峰からやや遠いとみられていたが、想像以上に多くの書簡が確認できた。スポーツの切り口から、蘇峰の別の一面を知ってほしい」と話す。12月25日まで。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。一般500円、大学・高校生400円。問い合わせは同館(0463・71・0266)。(遠藤雄二)