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柏市立柏高校(下)

すべては「人」のために!

 部員230人という大所帯の柏市立柏高校吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクールに挑む「赤組」、全日本マーチングコンテストやマーチングバンド全国大会に参加する「白組」、全日本高等学校吹奏楽大会in横浜などを目指す「青組」の三つに分かれて活動している。

 テナーサックス奏者の片桐克大(カツヒロ)は、1、2年生は白組だった。3年生の2018年は赤組に所属することになり、幹部のひとり副部長にも就任した。前回紹介した部長の「マッツン」こと村松弘彬が白組だから、カツヒロは「赤組の部長」という大役も担うことになったのだ。

 全国に名を知られる吹奏楽の名門「イチカシ」のリーダーで、赤組のトップだ。最初はプレッシャーが大きかった。

 「今までリーダーになったことはないし、全日本吹奏楽コンクール全国大会に出たこともない自分が、赤組の部長をやっていいのかな……」

 カツヒロは戸惑いながらも、自分なりに課せられた役割を果たそうとした。

 2018年度の赤組メンバーはみんな仲が良かった。それは裏を返すと、ピリッとした雰囲気になりにくいということだ。ふとしたとき、だらけがちになることにカツヒロは気づいた。

 「イチカシの部訓は『一分一秒大切に』だ。練習が始まったら、最後までスイッチオンのままでいないと。自分自身が常にスイッチオンでいよう。きっとみんなもついてきてくれるはずだ」

 カツヒロに呼応して、ほかの赤組メンバーもスイッチを切らずに頑張ってくれるようになった。

 そのかいあって、イチカシは2…

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