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 エジプトのシーシ大統領は6日に放映された米CBSのニュース番組のインタビューで、東部シナイ半島で展開している過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦でイスラエルと協力していると述べた。シーシ氏がイスラエルとの軍事協力に言及したのは初めてとみられる。

 CBSによると、掃討作戦について問われたシーシ氏は、「イスラエルとは広範囲に協力している」と述べた。

 シナイ半島にはISに忠誠を誓う過激派が潜伏。エジプト軍は昨年2月以降、掃討作戦を強化した。イスラエル空軍も過激派の拠点を空爆していると報じられた。シーシ氏の発言は、それを指すとみられる。

 エジプトは1967年の第3次中東戦争でイスラエルにシナイ半島を奪われた。両国は79年に平和条約を締結し、シナイ半島は82年以降、エジプトに返還された。ただ、エジプト国民の間には反イスラエル感情が強いとされる。CBSによると、駐米エジプト大使がこのインタビューの放送中止を求めたという。(カイロ=北川学)