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 ICT活用に取り組む静岡県藤枝市は8日、市役所のロビーに配置した人形ロボット「Pepper(ペッパー)」にAI(人工知能)機能を搭載し、来庁者との対話を通して学習させるシステムの実証実験を始めた。AI搭載のペッパーを自治体が配置するのは全国初という。

 来庁者がペッパーに「住民票をとりたい」と告げると、「住民票」という言葉に反応して「市民課」がある東館1階を庁舎図で案内する。学習していない「ふるさと納税」という言葉には「ごめんなさい。わかりません」。一日の終わりに管理者が答えられなかったキーワードをチェックし、「ふるさと納税」「企画経営課」「東館3階」と音声で伝えると、ペッパーに搭載されたAIが学習。翌日から対応できるようにするという。

 市ICT推進室の斎藤栄一郎係長は「市民に、ロボットが仕事をする光景に慣れてもらい、親しみを持ってもらいたい」と話した。 クリティックミッションジャパン社(横浜市)が開発したAI起動アプリを使い、市と通信大手のソフトバンクが共同で実験する。3月末まで。(阿久沢悦子)