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 韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題で、岩屋毅防衛相は8日の記者会見で、哨戒機が収集したレーダーの電波データの公表について否定した。理由として「電波をどのくらい収集、分析する能力があるかは極めて重要な防衛機密だ。控えなければいけない」と述べた。

 韓国が照射を否定し、日韓の主張は平行線をたどっている。岩屋氏は日韓の防衛当局間で協議を続ける考えを強調。データについては「お互い『秘』をかけた状態で(韓国側のデータと)交換することはあり得る」とも述べた。

 一方、7日の自民党の会合では「データを公表すべきだ」との意見が相次いだ。菅義偉官房長官も7日のBSフジの番組で「(公表は)一つの考え方ではないか」と語り、公表に含みを持たせている。(藤原慎一)