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時紀行

 バリエーション豊かな日本髪を生みだす「結髪師(けっぱつし)」。京都の花街に生きる舞妓(まいこ)にとって、かけがえのない存在だ。

 時に愛らしく、時につややかに。舞妓の印象は、結髪師が黒髪で表現した曲線でぐっと変わる。

 京都で芸事に励む舞妓は、いまも地毛で日本髪を結う珍しい存在だ。五花街(かがい)の一つ先斗町(ぽんとちょう、京都市中京区)には、舞妓から芸妓(げいこ)になる「襟替(えりか)え」の前に多彩な日本髪を結う習わしがある。

 先斗町の多香(たか)さん(22)は2月10日に舞妓を卒業する。それまでの60日間を、計5種類の髪形で過ごす。年長の舞妓が「奴島田(やっこしまだ)」を結う正月をはさみ、ほかの舞妓より半月ほど期間が延びた。

 結髪師は約70年のキャリアを持つ山中惠美子さん(89)。昨年12月13日、最初の髪形「ふくら雀(すずめ)」を仕上げた。多香さんは「ものすごいかわいらしい頭やな。初めてなのでわくわくする」と声を弾ませた。「襟替えがもうすぐだってスイッチが入る。緊張します」

 今月17日には最後の髪形を1…

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