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 ファッションブランド「ケンゾー」設立者で世界的デザイナーの高田賢三さん(79)が、デザインの提供を巡るトラブルで、韓国の生活用品の製造販売会社から詐欺容疑で告訴されていたことがわかった。8日、韓国の聯合ニュースが伝えた。

 報道によると、同社の社長が昨年7月、高田さんを地元警察に告訴したという。告訴状によると、同社は2010年、台所用品などに使うデザインの提供を高田さん側から受けて高田さんの名前を使用する契約を結んだ。対価として同年から4年間で計約1億8千万ウォン(約1740万円)を支払ったが、高田さん側がデザインを提供しないなど契約を履行しなかったという。

 警察は高田さんに出頭命令書を送ったが、「高齢のため、韓国に行けない」と回答があり、捜査は中断状態だとしている。

 告訴に先立ち、高田さん側が15年、同社を相手に韓国で損害賠償請求訴訟を起こし、敗訴していたことも聯合ニュースは伝えた。

 高田さん側は、同社が契約期間の終了後に高田さんが提供した名前入りの商品を販売したとして7億ウォン(約6760万円)の損害賠償を請求。だが裁判所は高田さん側が提供したデザインが日本の漫画の模倣とみられるうえ、商標権が使えない状態で高田さん側が同社と契約したとして、訴えを退けたという。

 高田さんの日本の代理人は「本人や弁護士と連絡が取れておらず、詳細はまだ分からない」としている。