[PR]

 今年の中学受験シーズンが幕を開けた。都内の中学は2月1日から始まるが、埼玉県や千葉県の入試は1月から本格的にスタートし、東京からも多くの受験生が集まっている。首都圏にとどまらず、関西の中学を含めた「高みをめざした挑戦」も広がりつつある。(平岡妙子、宮坂麻子)

 お正月気分も続く1月6日の早朝から、早稲田大学(東京都新宿区)のキャンパスに緊張した面持ちで入っていく子どもたちがいた。奈良県の進学校、西大和学園中学(奈良県河合町)の東京入試を受験する小6生たちだ。東京入試のこの4年間の志願者数は200人~280人で、合格者も毎年100人を超える。

 2月1日から東京の中学入試が本格化するため、都内が本命の首都圏の受験生にとって1月入試は貴重だ。「早い時期に実施されて点数も開示されるので、力試しになってありがたい。合格して、本人が行きたいと言えば、進学するかもしれない」と、子どもを送り出した横浜市の母親(40)は話す。同校の広報担当は「毎年、何人かは進学してきます。関東の高いレベルの生徒が少しでも入ってくれれば」と期待する。

 塾関係者によると、同中は奈良の本校で行う入試は灘中(神戸市)や東大寺学園中(奈良市)などと問題が似ているが、東京入試は開成中(東京都荒川区)を意識しているとされる。千葉県流山市の母親(45)は「第1志望校と出題傾向が似ているので、慣れるために受けに来ました」と話した。

灘中志願者 3割が関東

 首都圏から、関西トップの進学校として知られる灘中(神戸市)を目指す受験生も増えている。

 定員180人に対し、08年度は関東地方からの志願者が73人、合格者は27人だったが、18年度には志願者203人、合格者74人と、どちらも3倍近くまで増えた。同校によれば、今月19日、20日に実施される今年の中学入試でも、総志願者731人のうち約3割が関東地方の生徒だ。

 首都圏のサピックスも、13年度から受験生を引率して神戸に前日入りする「灘ツアー」を始めた。早稲田アカデミーも、数十人を連れていく。サピックス教育事業本部の広野雅明本部長(51)は「関西の中学、特に灘中は算数に未知な問題が出るので、挑戦してモチベーションを上げようという子もいる」と話す。

 合格した後、関西に引っ越して進学する生徒もいるが、同校によると年間2~5人ほどという。大森秀治教頭(65)は中学受験で塾同士が対抗していることが志願者数の増加につながっていると分析し、「入学金などを納めていただけることはありがたい。ただ受験する以上、本気で挑んで欲しい」と話す。

■1都3県で志願…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら