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 大手酒類メーカーが、欧州産の輸入ワインを相次いで値下げする。日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が2月1日に発効し、関税がすぐに撤廃されるため、価格に反映させ、欧州産ワインの市場拡大をねらう。

 アサヒビールは、3月の出荷分からイタリアやフランス産などのワイン40品目を参考小売価格で平均10%値下げする。イタリア産の「ガンチア・アスティ・スプマンテ」(750ミリリットル)は税別1830円から1640円に。同社は「関税撤廃で欧州ワインに関心が高まるので、今後ラインアップの強化を検討する」と話す。

 サントリーワインインターナショナルは、2月の出荷分から「フレシネ」など欧州ブランドの4割にあたる69品目を対象に出荷価格で1~11%程度値下げする。

 サッポロビールは、3月1日の問屋への販売分から74品目の出荷価格を引き下げる。参考小売価格で2~17%引き下げ、フランス産の「ラ・キュベ・ミティーク」は税別1800円から1650円に改定する。

 メルシャンも3月1日以降の出荷分から参考小売価格ベースで1~20%引き下げる。スペイン産のスパークリングワイン「ラ・ロスカ・ブリュット」は参考小売価格で税別1040円から930円になる。

 日欧EPA発効で、ワインの関税は、15%か、1リットルあたり125円の安い方が即座に撤廃。チーズやパスタなどの関税も軽減される。(長橋亮文)