【動画】切り取っても機能するワイヤレス充電シート=東京大提供
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 家具や衣服、バッグなど好きな形に合わせて切り取って使えるワイヤレス充電シートを東京大の研究チームが開発し、発表した。チームは「スマホを入れておくと、自然に充電できるかばんも作れるのではないか」と話している。

 ワイヤレス充電は、ケーブルなどを使わずに、電源から無線で電力を供給する技術。一方のコイルに電流を流すと、接触していないもう一方のコイルにも電流が流れる「電磁誘導」などの仕組みを生かす。

 置くだけで充電できる商品はすでにあるが、コイルの真上付近でないと充電できない。服やかばんの形に合わせた設計が必要だった。

 そこで、チームは配線などを工夫し、狙った形に切り取っても機能するワイヤレス充電シートを開発した。40センチ四方のシートで、重さは82グラム。川原圭博(よしひろ)准教授は「コンセントから直接充電した場合とほぼ同じ時間で充電できる」と話す。

 シートのどの部分でも充電できるよう複数のコイルを置き、電源からコイルまでの配線が切断されない限り、星やハートなどいろんな形に加工した充電シートが作れるという。

 研究成果は、国際専門誌の電子版(https://doi.org/10.1145/3287068別ウインドウで開きます)に掲載された。(杉本崇)