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 9日午前6時50分ごろ、熊本市中央区坪井4丁目で、熊本電鉄の電車が脱線した。乗客乗員約30人が乗っていたが、けがはなかった。脱線の影響で、御代志(みよし)駅(熊本県合志市)から藤崎宮前駅(熊本市)までの全区間が終日運休した。復旧のめどは立っていない。国の運輸安全委員会は同日、鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、調査を始めた。

 熊本電鉄によると、脱線したのは御代志発藤崎宮前行きの2両編成。現場は黒髪町―藤崎宮前間で、黒髪町駅の南約200メートル。右カーブになっている。2両目の後ろの台車が線路から外れた。30代の男性運転手が運転しており、「惰行運転で走行中、急に速度が落ちて停止した」と話しているという。

 同社では2017年2月にも同区間で脱線事故が発生。全線復旧まで約2週間かかった。枕木をコンクリート製に変え、線路幅の変動を防ぐなどの改良を進めていた。(杉山歩)