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 薬を飲むと、忘れてしまった記憶がよみがえる――。北海道大や東京大などの研究チームは、マウスを使った実験でこんな研究結果を明らかにした。ヒトでは対象者や設問の難易度によって効果は異なるが、記憶の仕組みの解明や認知症の治療薬の開発などに役立つ可能性があるという。米科学誌バイオロジカル・サイカイアトリー電子版に8日、発表した。

 研究チームは、アレルギー反応に関係する物質で、脳内では神経伝達物質として働くヒスタミンに注目。ヒスタミンを抑える薬が記憶を低下させる場合があることから、ヒスタミンを放出したり受け取ったりする脳の神経系を刺激して、忘れた記憶を思い出せるようになるか検証した。

 マウスを入れた箱の中に同じ物体を二つ置いた後、一つを新しい物体に取り換えて様子を見た。最初は新しい方を好んだが、3日以上経つと区別できなくなった。そこでヒスタミン神経系を活性化させる薬を与えると、マウスは1カ月後でも両者の違いを思い出し、後から入れた物体に近づくようになった。ものを認識、記憶する際に働く嗅周(きゅうしゅう)皮質と呼ばれる脳の部位でヒスタミンが放出され、働きが活発になっていたという。

 一方、男女38人にヒスタミン…

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