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 海面から立ち上る「湯気」の中を太陽が昇る――。そんな風景を長崎県佐世保市の全日写連会員、久田重一さん(87)が写真に収めた。

 佐世保市の針尾島と、西海市の西彼杵半島を隔てる針尾瀬戸で、7日早朝に見られた現象。海面上の水分が冷たい空気にふれて霧になる「けあらし」とよばれる現象らしい。この日の佐世保市の最低気温は2・3度だった。

 この時期、西海市西彼町伊ノ浦郷から針尾瀬戸を見ると、朝日は左右の陸地の間を昇っていく。久田さんは20年以上、その風景を西海橋や新西海橋と絡めて撮影してきた。「2本の橋が一時見えなくなるほどのけあらしは初めてだった」と話している。